ありがとうカード

さわさわ ありがとうカード

「ありがとうカード」は、視覚障がい者が財布などに入れて持ち歩き、「お手伝いしましょうか?」と声をかけていただいた時に、お渡しする、感謝の気持ちをかいたカードです。

私が、「こんなん ほしいぃ!!」と 思ったのは、ガイヘル講習 (※アイベル視覚障がい者ガイドヘルパー養成研修) で松永さんに「ありがとうカード」をいただき、カードにまつわるエピソードをお聞きしたのがきっかけです。

というのも、かつて、見えにくくなりはじめの頃、こんな経験をしたのです。当時、私は白杖を持ち始めたばかりで、よちよち歩きでした。そんな私に、初めて「だいじょうぶですか?お手伝いしましょうか?」と声をかけてくださった白髪のおじいさんがいたのですが、この方に、お礼だけでは、たりない気持ちで、お茶でも、誘いたいくらい、嬉しかったのですが、その気持ちを伝えることができませんでした。

言いつくせないお礼の気持ちを伝えたい、このご縁を大切にしたい、と思っても、忙しい雑踏のなか、出会いは一瞬で過ぎ去ってしまいます。
そんな時に、このカードをわたせたら…。

ブライト・ミッションの「町家カフェ・さわさわ」がスタートし、松永さんに パクリ許可をいただき、私と同じ見えにくいHさんとTさん、ガイド資格をもっているJさんとNさんとカードに書く文面を考えました。

内容ですが、

表は
「お声がけありがとうございます。
勇気あるお声がけ、とても嬉しかったです。
これからも私たちの仲間を見かけたら よろしくお願いします。」

裏に
NPO法人ブライトミッション
視覚障がい者と晴眼者の相互理解、社会貢献をめざしています。
ホームページ
さわさわの地図、住所、電話番号

が、かいてあります。

写真:ロービジョン・スタッフのAさん。吹き出しに「ありがとう」の文字と、笑顔のマーク入り。このカードは、
白杖をもって歩く私たちを見かけて、「声をかけようか、どうしよう・・・」考え、
「よし!声かけよう!」と勇気をだして、声をかけてくださった(想像)方に、「だいじょうぶです。ありがとう」 という時にもわたせたら、 また次に白杖をもった私たちを見かけたときにも声かけようと、思ってもらえるかなっと思いました。

そして 「ありがとうカード」をもらった人は、きっと、
家族や友達に、「こんなん もらってんけど!」と話してくださり、 そこから、理解の輪が広がるのでは? とも 思いました。

現在、プリントしたカードを切る作業を内職ちゅうです。
2012年7月23日に記念すべき 第1号、お買い上げいただきました。
50枚50円で販売しています。

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「ありがとうカード」の渡し方・・・

カードをお渡しする際、お礼の後に、何も言わずに カードを差し出すと何を渡されるのだろう?と、一瞬 おののかれる方が 多いです。
当初 私は、相手は 見えてるから わかるだろうと思って笑顔で渡していましたが…。「えっなに?」と戸惑うかたが、ほとんどでした。

「ありがとうございました。感謝のカードです」
と言うと スムーズに受け取ってもらえます。びびられる事が、なくなりました(笑)。

「ありがとうカード」で出会いと理解の輪を広げたい・・・

ありがとうカードを通じてたくさんの出会いが ありました。

「大事にするわね!家まで一緒に歩こうか?」と言ってくださった おばあさん。

後日、さわさわまで来てくれた外人さん。

「何かあったら連絡してね」と 名刺をくれたり、連絡先をメモに書いてくださった方々。

ありがとうカードをきっかけに、胡麻の紹介をしたり、カフェの宣伝をしたり、私の見え方 (ロービジョン)の説明をしたり、声をかけていただいた時の嬉しさを伝えたり、ガイヘルの勧誘をしたり、時には、疑似体験めがねをつけてもらい「 こんな感じで見えてるんです」と説明させていただいたことも・・・。

ロービジョンの同士のみなさんも ありがとうカードで理解者の輪をひろげてください☆
そして、みなさんに、嬉しい出会い、渡せるチャンスが たくさん ありますように☆

ラフ&ピース
いつも心に お笑いを!
あっこ

(文責:ロービジョン・スタッフAkko)