「見えない、見えにくい者同士だからかな…」~帰宅途中のバスで

(Kana-J)

今日、僕はバスを利用して帰りました。
その道中の出来事のお話です。

そこそこ人の多いバスに乗り込み、僕は、たまたま優先座席の前に立って乗っていました。
バス停が過ぎるにつれ、前の優先座席が空き、でも、誰も座らないまま、幾つかのバス停が過ぎました。
どこかのバス停からか、自分の右隣を見ると、女性が乗ってこられているのに気づきました。
でも、女性とわかったのも、横目でぼんやり見えた顔からなんとなくわかるくらいです。
僕は、右眼の視野が極端に狭いので、顔のあたりくらいしか視界には入っていませんでした。
そのため、あるモノの存在を見落としいることに、その時の僕は気付いていませんでした。

そして、その女性は、僕と同じく、前の優先座席には座らないご様子。
「どうして座らないのかなー」とか思っていました。でも、その女性が降りる時に、気づいてしまったんです。
そう、その女性が白状を持っておられたことに。この女性も眼が悪かったのだと、その瞬間に僕はようやくわかったのです。

その女性が降りた後、僕はなんだか申し訳ない気持ちになりました。
もう少しよく見て、気づいていれば、座席が空いてることを伝えられ、誘導もできたかもしれないのにと。

見えない、見えにくい者同士って、こういうことが起こりうるのだと痛感した帰り道でした。