読売新聞に掲載されました!

読売新聞、京都版「古都の風」のコラムに、記者さんがさわさわのことを書いて下さってます!

「前向きな姿に触れ元気に」

取材拠点の地裁(中京区菊屋町)の近所に「さわさわ」という店名の町家カフェがあります。何気なく立ち寄ると、アフリカ雑貨で装飾された店内には「見えない、見えにくい私たちが始めました」との貼り紙が。視覚障害者が働くカフェなのです。

昼食を取りながら店員さんとお話ししていると、「私はロービジョンなんです」と教えてくれました。ロービジョン? 聞けば、全盲ではないけれど、弱視など様々な見えにくさを抱える人を指す言葉と知りました。

就労が難しいとされる視覚障害者が安心して働ける場を作ろうと、中京区のNPO法人が2年前に開きました。目が見えるスタッフもいますが、全盲やロービジョンの30~70歳代の約10人が調理や接客を行っています。何も知らなければ気付かないほど所作はスムーズでした。

注文したメニューは、牛すじやタマネギなどをじっくり煮込んだカフェ一押しのカレー。網膜の病気でロービジョンになった北川吉子さん(67)が視 力のあった頃、大阪で経営していた喫茶店で出していました。視力は徐々に低下し、今では光を感じる程度といいますが、お客さんがおいしいと食べてくれるの が喜びで、「病気が進行しても、その時、自分にできることをしていきたい」と笑います。

「さわさわ」は東アフリカ地域の一部で使われるスワヒリ語で「大丈夫、大丈夫」の意味。「転んでも、失敗しても大丈夫」と、スタッフを応援する メッセージを込めたそうです。でも、前向きな北川さんたちの姿に接すると、こちらが元気になれそうです。皆さんも一度訪れてみてはいかかですか。(杉山弥 生子)

(2014年2月23日  読売新聞)