さわさわのベランダから

(Takenori)

最高の日です。
いつまでも冷たい日が続いてどきどきのこの頃。
たまに陽が射すと感謝の気持ちいっぱい。
二年前のあの日があってのこの素晴らしい陽かな。
朝ほんのあっという間の日差し。
東向きながらなかなか当たって来ない。
でも、お向かいの建物ですぐに陰ってしまう。
それと四枚のベランダいっぱいにかかったすだれ。
これが日を遮ってしまう。
暑い日は遮ってくれありがたいのです。
すっと背中に感じる西から抜けてくる冷たい空気。
当たり始めた陽に洗濯物がゆらゆら気持ち良さそう。
部屋がくらいからそこだけ眩しい。
普段は店にいると分からない光景がベランダの下で起こっている。
いつも見守ってくださっているご近所のFさんのおばあさま。
何やら袋下げ自転車に乗った若い女性の方と立ち話。
これがおっわらないんだよねえ。
何とも言えない情がある。
両面通行の割に車の通りは少ない。
外国人かと思ったら寺町界隈のご主人方の声。
響いて外国語に聞こえた。(それも北欧の言葉)。
18日の還幸祭の準備らしい。こうだ、ああだと言う声。楽しそう。
それを眺めてるのか鳥の声がしきりにする。
四十雀(シジュウカラ)っぽい。
京都は山が近いから朝早くから町のコンクリートの間にある木々に遊びに来る。
御所は格好の場。
彼らにとっては「おっ?ちょっと隣の庭まで行って声を披露しがてら街の虫をい
ただいてくるかな。」くらいでしょうか。
ベランダにお座布敷いてちょっとひんやりした風受けながら読書中。
何に集中するでなく。
ぞれぞれの音が本の中から飛び出して来てる感じ。
何とも心地よい最高の陽。
最高のさわさわ。
でも、うちが一番さわさわかな。